自動詞と他動詞・群動詞

このセクションのポイント:

  • 動詞には目的語を必要としない「自動詞」と、目的語を必要とする「他動詞」がある。
  • 多くの動詞は自動詞と他動詞の両方の用法を持つため、文脈での判断が重要。
  • 「動詞 + 副詞/前置詞」で特別な意味を持つ「群動詞」も理解しよう。

英語の動詞は、その性質から「自動詞」と「他動詞」に大きく分けられます。これは、動詞が目的語(動作の対象となる語)を必要とするかどうかによります。

自動詞 (Intransitive Verb)

目的語(O)を必要としない動詞です。主語の動作や状態が、それ自体で完結します。

  • 例文:
    • Birds fly. (鳥は飛ぶ。)
    • He arrived late. (彼は遅れて到着した。)

他動詞 (Transitive Verb)

目的語(O)を必要とする動詞です。主語の動作が、目的語に影響を及ぼします。

  • 例文:
    • She reads books. (彼女は本を読む。)
    • We discussed the problem. (我々はその問題を議論した。)

【ポイント 多くの動詞は、自動詞と他動詞の両方の用法を持っています。どちらの用法で使われているかは、文脈から判断する必要があります。

  • 例:
    • The door opened. (ドアが開いた。) 「自」
    • He opened the door. (彼がドアを開けた。) 「他」

群動詞 (Phrasal Verb)

「動詞 + 副詞」や「動詞 + 前置詞」などが結びついて、元の動詞とは異なる特別な意味を持つようになったものを群動詞と呼びます。これらは、ひとまとまりで他動詞のような働きをすることが多いです。

  • 例文:
    • Everybody laughed at Bill. 〔自動詞 + 前置詞〕 (みんながビルを笑った。)
    • They looked down on John. 〔自動詞 + 副詞 + 前置詞〕 (彼らはジョンを見下した。)
    • Everybody took advantage of his weakness. 〔他動詞 + 名詞 + 前置詞〕 (みんなが彼の弱みを利用した。)

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