このセクションのポイント:
「~すること」という意味を表し、名詞と同じように文中で主語 (S)、目的語 (O)、補語 (C) の役割を果たします。
1. 主語 (S) として: 「~することは…だ」
- 例: To learn a foreign language is interesting. (外国語を学ぶことはおもしろい。)
- 形式主語 It の構文: 不定詞が主語になる場合、形式主語の It を用いて
<It is ... to do>
の形にすることが多いです。(特に主語が長い場合)- 例: It is interesting to learn a foreign language.
- 例: It is important to get enough sleep. (十分な睡眠をとることは重要だ。)
2. 目的語 (O) として: 「~することを…する」
- 他動詞の目的語: want to do, hope to do, decide to do など。
- 例: I want to visit Paris someday. (いつかパリを訪れたい。)
- 例: He decided to study abroad. (彼は留学することを決めた。)
- 前置詞の目的語: 通常、前置詞の目的語には動名詞が用いられますが、except, but, save (~を除いて) などの後には不定詞が来ることがあります。また、in order to do, so as to do (~するために) などの慣用的な形もあります。
- 例: He had no choice but to accept the offer. (彼はその申し出を受け入れるしかなかった。)
3. 補語 (C) として:
- 主格補語 (SVC の C): 「Sは~することだ」。主語の内容を説明します。
- 例: My dream is to become a doctor. (私の夢は医者になることだ。)
- 例: To see is to believe. (百聞は一見に如かず。[見ることは信じることだ])
- 目的格補語 (SVOC の C): 「Oが~すること」を説明します。
- 例: I want you to help me. (私はあなたに手伝ってほしい。) (O=you,C=to help me)
- 例: My mother told me to clean my room. (母は私に部屋を掃除するように言った。)
4. 疑問詞 + to不定詞:
<疑問詞 (what, who, which, when, where, how) + to do>
の形で、名詞句を作ります。「何を~すべきか」「いつ~すべきか」など。
- 例: I don’t know what to do. (何をすべきかわからない。)
- 例: Please tell me how to get to the station. (駅への行き方を教えてください。)
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