第1文型: S + V (主語 + 完全自動詞)

このセクションのポイント:

  • 第1文型は「主語 (S) + 完全自動詞 (V)」という最も基本的な文の形
  • 完全自動詞は、それだけで意味が完結し、目的語や補語を必要としない。
  • “There is/are ~” 構文も第1文型の一種として理解できる。

第1文型は、英語の文型の中で最もシンプルな構造です。主語 (S) 完全自動詞 (V) だけで文が成り立ちます。 完全自動詞とは、目的語も補語も必要としない動詞のことです。 文の意味を豊かにするために、修飾語 (M) が付け加えられることはよくあります。

  • 例文:
    • Time flies. (光陰矢のごとし。)
      • S: Time, V: flies
    • He runs fast. (彼は速く走る。)
      • S: He, V: runs, M: fast (様態を表す副詞)
    • She lives in Tokyo. (彼女は東京に住んでいる。)
      • S: She, V: lives, M: in Tokyo (場所を表す前置詞句)

“There is / are ~” 構文について “There is a book on the desk.” (机の上に本が一冊ある。) のような “There is/are ~” で始まる文も、第1文型と捉える考え方があります。 ただし、これには様々な見解があるため、一つの決まった形式として理解しておくと良いでしょう。 この場合の “there” は文の主語ではなく、「誘導の there」と呼ばれる副詞で、文の後半に置かれる新しい情報(名詞)を導く役割をします。

  • 例文:
    • There is a book on the desk. (机の上に本が一冊ある。)
      • V: is, S: a book, M: on the desk (誘導の there が文頭)

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