時制の一致

このセクションのポイント:

  • 主節の動詞が過去形の場合、従属節 (that節など) の動詞も原則として過去の時制(過去形または過去完了形)に合わせる。これを「時制の一致」という。
  • 従属節が主節と同じ時なら「過去形」、主節より前の時なら「過去完了形」になる。
  • 例外として、従属節の内容が「普遍の真理・一般的な事実」「現在の習慣・状態」「歴史上の事実」「仮定法」である場合は、時制の一致を受けず、それぞれの内容に応じた時制が用いられる。

主節の動詞が過去形の場合、従属節 (that節など) の動詞もそれに合わせて過去の時制 (過去形または過去完了形) になるのが原則です。

  • 例: He said that he was tired. (彼は疲れていると言った。) [主節: 過去, 従属節: 過去 (主節と同じ時)]
  • 例: He said that he had been tired the day before. (彼は前日疲れていたと言った。) [主節: 過去, 従属節: 過去完了 (主節より前の時)]

【時制の一致の例外】 主節が過去形でも、従属節が以下のような内容を表す場合は、時制の一致を受けずに現在形などが用いられます。

  • 普遍の真理・一般的な事実:
    • 例: We learned that the earth is round. (私たちは地球が丸いということを学んだ。)
  • 現在の習慣・状態:
    • 例: He said that he always gets up early. (彼はいつも早起きだと言った。)
  • 歴史上の事実: (歴史的事実は過去形のまま)
    • 例: Our teacher taught us that WWII ended in 1945. (先生は第二次世界大戦は1945年に終わったと私たちに教えた。)
  • 仮定法: (仮定法の形は変わらない)
    • 例: He said that if he were rich, he would travel around the world. (もし金持ちなら世界旅行をするだろうと彼は言った。)

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