このセクションのポイント:
if節がなくても、文脈や特定の語句によって仮定の意味が表されることがあります。帰結節の助動詞の過去形 (would, could, might) が仮定法であることの目印になることが多いです。
- Without / But for + 名詞: 「~がなければ」「~がなかったら」。文脈によって仮定法過去相当にも過去完了相当にもなります。
- 例: Without [But for] your help, I could not succeed. (あなたの助けがなければ、私は成功できないだろう。) [仮定法過去相当]
- 例: Without [But for] your help, I could not have succeeded. (あなたの助けがなかったら、私は成功できなかっただろう。) [仮定法過去完了相当]
- Otherwise: 「そうでなければ」。前の文の内容を受けて、「もしそうでなければ~だろう (だっただろう)」という意味を表す副詞。
- 例: He hurried; otherwise, he would have missed the train. (彼は急いだ。そうでなければ電車に乗り遅れていただろう。)
- 不定詞 / 分詞構文: 条件節の代わりをすることがあります。
- 例: To hear him speak, you would think he was a foreigner. (彼が話すのを聞けば、外国人だと思うだろう。)
- 例: Born in better times, he might have become a great leader. (もっと良い時代に生まれていれば、彼は偉大な指導者になったかもしれない。)
- 主語: 主語自体が条件の意味を含むことがあります。
- 例: A true friend would not betray you. (真の友人ならば君を裏切らないだろう。)
- 副詞(句): 副詞(句)が条件の意味を含むことがあります。
- 例: In your position, I would do the same thing. (君の立場なら、私も同じことをするだろう。)
- 命令文 + and / or: 命令文が条件節の代わりをすることがあります。
- 例: Work hard, and you will succeed. (熱心に働け、そうすれば成功するだろう。) [if you work hard …]
- 例: Hurry up, or you’ll be late. (急げ、さもないと遅れるぞ。) [if you don’t hurry …]
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