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複数の形容詞が1つの名詞を修飾する場合、一般的に特定の語順に従います。また、形容詞が置かれる位置も重要です。
形容詞の語順
名詞を前から修飾する形容詞が複数ある場合、通常、以下の順序で並べられることが多いです (絶対的な規則ではないが、一般的な傾向)。
冠詞/指示詞/所有格など → 数量 → 主観的評価 → 大小 → 新旧 → 形状 → 色 → 所属・材料 → 名詞
- 例: a beautiful large old round brown Italian wooden table (美しく、大きく、古く、丸い、茶色の、イタリア製の、木製のテーブル)
- 例: two small new red plastic chairs (2つの、小さく、新しい、赤い、プラスチック製の椅子)
- 【補足】 実際にはこれほど多くの形容詞が連なることは稀です。特に「主観的評価 → 客観的描写 (大きさ・形・色など)」 という流れを意識すると自然な語順になりやすいです。andやbutで結ばれる形容詞は同じ種類のものが並ぶことが多いです (例: a tall and handsome man)。
形容詞の位置
- 通常は名詞の前に置かれます (例: a kind person)。
- -thing, -body, -one, -where で終わる不定代名詞を修飾する場合は後ろに置かれます (例: something cold)。
- 形容詞が他の語句 (副詞句, 前置詞句, 不定詞句など) を伴って長くなる場合は、名詞の後ろに置かれます (例: a book easy enough for children, a problem difficult to solve)。
- 慣用的に名詞の後ろに置かれる場合 (例: the President elect [次期大統領], Asia Minor [小アジア], proof positive [確証]) があります。
- all, both, half などの後、冠詞/指示詞/所有格などの前に置かれることがあります (例: all the students, both my parents, half an hour)。
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