このセクションのポイント:
<be動詞 + 現在分詞 (-ing)>
の形で、ある時点において進行中・継続中の動作や一時的な状態を表します。「~しているところだ」。
2.5.1 進行形の用法と注意点
- 基本的な意味:
- 現在進行形: 「(今)~している」。
- 例: He is playing the guitar now. (彼は今ギターを弾いている。)
- 過去進行形: 「(過去のある時点で)~していた」。
- 例: I was taking a shower when the phone rang. (電話が鳴ったとき、シャワーを浴びていた。)
- 未来進行形: 「(未来のある時点で)~しているだろう」。
- 例: We will be flying over the Pacific about this time tomorrow. (明日の今頃、私たちは太平洋上空を飛んでいるだろう。)
- 現在進行形: 「(今)~している」。
- 進行形にできない動詞 (状態動詞): 原則として, know (知っている), like (好む), love (愛する), hate (憎む), want (欲しい), need (必要とする), believe (信じる), understand (理解する), remember (覚えている), belong to (属する), resemble (似ている), have (持っている [状態]), be (~である [状態]) などの状態を表す動詞は進行形にしません。
- 例: I know his name. (X I am knowing his name.)
- 例: She has a new car. (X She is having a new car.)
- 状態動詞が進行形になる場合 (例外): 状態動詞でも、一時的な動作・行動・意図的な行為を表す場合は進行形になることがあります。
- have: 「持つ」以外の意味 (食べる、過ごすなど)。
- 例: We are having dinner now. (今、夕食をとっている。)
- be: 一時的な行動や態度。
- 例: He is being very kind today. (彼は今日、(いつもと違って)とても親切にしている。)
- think: 「考える」という思考活動。
- 例: What are you thinking about? (何を考えているの?)
- see: 「会う」「診察する」。
- 例: I am seeing the doctor tomorrow. (明日、医者に診てもらう予定だ。)
- taste/smell/feel: 「味見する」「匂いをかぐ」「手で触れてみる」という能動的な行為。
- 例: She is tasting the soup. (彼女はスープの味見をしている。)
- have: 「持つ」以外の意味 (食べる、過ごすなど)。
- 常に進行形が用いられる場合: die, grow, increase, decrease など、変化のプロセスを表す動詞は進行形で用いられることが多いです。
- be always doing:
<be + always/constantly + -ing>
の形で、話し手の非難・不満・いらだちを込めて「いつも~してばかりいる」という意味を表すことがあります。- 例: He is always complaining about his job. (彼はいつも自分の仕事について不平ばかり言っている。)
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