現在分詞 (-ing形)

このセクションのポイント:

• 現在分詞は「～している」という能動・進行の意味を表すのが基本。
• 形容詞として名詞を修飾（前から1語で、後ろから2語以上で）したり、補語（SVCのC、SVOCのC）になる。
• be動詞と共に進行形を作る。

形は動名詞と同じ <-ing形>ですが、「～している」という能動・進行の意味を表すのが基本です 。形容詞として機能します 。

形容詞的用法 (名詞修飾) 名詞を修飾します 。

• 前から修飾 (1語の場合): 名詞の性質や状態を表します 。
  • 例: Look at that dancing girl. (あの踊っている少女を見てごらん。)
  • 例: a boiling kettle (沸騰しているやかん)
  • 例: an exciting game (わくわくさせる試合)
• 後ろから修飾 (2語以上の場合): その名詞が行っている一時的な動作や状態を説明します 。関係代名詞+be動詞+現在分詞で言い換え可能です 。
  • 例: The boy reading a book under the tree is my brother. (= The boy who is reading a book…) (木の下で本を読んでいる少年は私の弟です。)
  • 例: Do you know the woman standing at the bus stop? (… the woman who is standing…) (バス停に立っている女性を知っていますか。)

形容詞的用法 (補語)

• 主格補語 (SVC): 主語の状態や性質を説明します 。「Sが～している状態だ」。
  • 例: The result of the experiment was surprising. (実験の結果は驚くべきものだった。)
  • 例: He sat watching the sunset. (彼は夕日を眺めながら座っていた。)
• 目的格補語 (SVOC): 目的語の状態や進行中の動作を説明します 。「Oが～している」という関係が成り立ちます 。知覚動詞(see, hear, feel…) や一部の使役動詞(keep, leave, find, catch…) と共に用いられます 。
  • 例: I saw a bird flying in the sky. (鳥が空を飛んでいるのを見た。)
  • 例: She kept her son waiting outside. (彼女は息子を外で待たせておいた。)
  • 例: I found him sleeping on the sofa. (彼がソファで眠っているのを見つけた。)

進行形の形成 <be動詞+現在分詞>の形で、様々な時制の進行形を作ります 。

• 例: He is writing a letter now. (現在進行形)
• 例: They were playing tennis when I called. (過去進行形)
• 例: We will be climbing Mt. Fuji this time tomorrow. (未来進行形)
• 例: She has been studying English for five years. (現在完了進行形)