関係代名詞の使い方 (主格・所有格・目的格)

このセクションのポイント:

  • 関係代名詞の形は、関係詞節内での役割(格)によって決まる。
  • 主格 (who/which/that) は関係詞節内で主語の働きをする。
  • 所有格 (whose/of which) は「~の」という意味を表し、<whose + 名詞> の形をとる。
  • 目的格 (whom/who/which/that/省略) は他動詞や前置詞の目的語の働きをし、省略されることが非常に多い。

関係代名詞は、関係詞節の中でどのような役割 (格) を果たすかによって形が決まります

主格の関係代名詞 (who/which / that)

関係詞節の中で主語の働きをします 。「~は/が・・・する (先行詞)」の意味です 。

  • 先行詞が人の場合: who または that
    • 例: The man who [that] called you is my brother. (あなたに電話してきた男性は私の兄です。) (He called you. Heの代わり)
  • 先行詞が人以外の場合: which または that
    • 例: This is the book which [that] has beautiful pictures. (これは美しい写真が載っている本です。) (It has beautiful pictures. It の代わり)
  • 【注意】 主格の関係代名詞の後には必ず動詞が来ます 。その動詞の形(単数/複数)は先行詞に一致させます 。
    • 例: He is one of the students who speak English well. (先行詞は students)

所有格の関係代名詞 (whose / of which)

関係詞節の中で「~の」という所有の意味を表します 。「(先行詞) の~が・・・である」の意味です 。<whose + 名詞> の形をとります 。

  • 先行詞が人の場合: whose
    • 例: I know a girl whose father is a famous musician. (私はお父さんが有名な音楽家である少女を知っている。) (Her father is a famous musician. Herの代わり)
  • 先行詞が人以外の場合: whose または of which
    • 例: This is the house whose roof is red. = This is the house the roof of which is red. (やや硬い表現) (これは屋根が赤い家です。)
    • (Its roof is red. Its の代わり)

目的格の関係代名詞 (whom / who/which/that/省略)

関係詞節の中で他動詞または前置詞の目的語の働きをします 。「(先行詞)を/に・・・する」の意味です 。 【Point】 目的格の関係代名詞は省略されることが非常に多いです

  • 先行詞が人の場合: whom, who, that, または省略
    • 例: The person (whom / who / that) I met yesterday was kind. (私が昨日会った人は親切だった。) (I met him/her yesterday. him/her の代わり)
  • 先行詞が人以外の場合: which, that, または省略
    • 例: This is the movie (which / that) I wanted to see. (これは私が見たかった映画です。) (I wanted to see it. のitの代わり)
  • 例: The man I admire is my grandfather. (私が尊敬する男性は祖父です。)
  • 【注意】前置詞の目的語になっている場合、前置詞の位置に注意が必要です 。また、非制限用法では省略不可です 。

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