このセクションのポイント:
- 意味が似ていて混同しやすい形容詞のペア（例: economic / economical, historic / historical）の区別が重要です。
- 感情を表す分詞形容詞は、-ing形が「感情を引き起こす側」を、-ed形が「感情を感じる側」を表します。
- 「the + 形容詞」の形で「～な人々」（複数扱い）や「～なこと」（単数扱い）を表現できます。
- 数詞を伴う複合形容詞（例: a five-year-old boy）では、単位名詞は単数形になるのが一般的です。
意味が似ていて混同しやすい形容詞の例
- late (遅い、遅刻した) vs lately (最近[副詞])
- high (高い [物理的]) vs tall (背が高い [人・建物など])
- economic (経済の) vs economical (経済的な、節約の)
- historic(歴史上重要な) vs historical (歴史に関する、歴史上の)
- industrial (産業の) vs industrious (勤勉な)
- considerable (かなりの、相当な) vs considerate (思いやりのある)
- respectable (立派な) vs respectful (敬意を表す) vs respective (それぞれの)
- sensible (分別のある) vs sensitive (敏感な) vs sensory (感覚の)
- valuable (価値のある) vs invaluable (非常に貴重な[否定ではない])
- healthy (健康な) vs healthful (健康によい)
その他の注意すべき形容詞
- 感情を表す <-ing / -ed>
- -ing形: 物事が「人を～させるような」(例: boring, exciting, surprising)
- -ed形: 人が「～させられた、～している」(例: bored, excited, surprised)
- the + 形容詞 = ～な人々 / ～なこと:
- 「～な人々」(複数扱い): the rich (お金持ち), the poor (貧しい人々), the old (老人), the young (若者), the disabled (障害のある人々)
- 「～なこと」(単数扱い): the true (真実), the beautiful (美しいもの)
- 例: The injured were taken to the hospital. (負傷者は病院へ運ばれた。)
- 数量表現 + 形容詞:
<数字+単位名詞(単数形)>が形容詞の前に置かれ、ハイフンで結ばれて複合形容詞を作ることがあります。- 例: a five-year-old boy (5歳の少年), a ten-minute walk (10分の道のり)
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