形容詞の限定用法と叙述用法

このセクションのポイント:

  • 限定用法: 名詞の直接前(または後ろ)に置かれ、その名詞の意味を限定・修飾する。「~な(名詞)」。
  • 叙述用法: 主にbe動詞などの連結動詞の後に置かれ、補語(C)となり、主語や目的語の状態や性質を説明する。「Sは~である」「Oを~にする」。
  • 形容詞によっては、用法が限定されるもの(限定用法のみ、叙述用法のみ)や、用法によって意味が異なるものがある。

形容詞が文中でおかれる位置によって、その働きや意味合いが異なる場合があります

限定用法 (Attributive Use)

名詞の直接前(または後ろ)に置かれて、その名詞の意味を限定・修飾する用法。「〜な(名詞)」。

  • 例: She bought a beautiful dress. (彼女は美しいドレスを買った。) [前から修飾]
  • 例: Is there anything interesting in the paper? (新聞に何か面白いことがありますか。) [後ろから修飾: -thing, -body, -oneを修飾する場合]

叙述用法 (Predicative Use)

主に be動詞などの連結動詞の後に置かれて、補語 (C) となり、主語 (SVC) や目的語 (SVOC) の状態や性質を説明(叙述)する用法。「Sは〜である」「Oを〜にする」。

  • 例: This dress is beautiful. (このドレスは美しい。) [SVCの補語]
  • 例: I found the book interesting. (私はその本が面白いと思った。) [SVOC の補語]

用法によって意味が異なる、または用法が限定される形容詞

  • 限定用法のみで使われる主な形容詞:
    • elder/eldest(年上の/最年長の: 家族内で), former (前の), latter (後の), mere (単なる), only (唯一の), very (まさにその)、main (主要な), chief (主な)、 principal (主要な), utter (まったくの)、 live (生の[放送など]), wooden (木製の)など。
  • 叙述用法のみで使われる主な形容詞: (a- で始まるものが多い)
    • afraid (恐れて), alike (似ている), alive (生きて), alone (ひとりで), ashamed (恥じて), asleep (眠って), awake (目が覚めて), aware (気づいて), content (満足して), fond (好んで), glad (嬉しい), sorry (気の毒で), unable (できない), well (健康で)など。
    • 例: The baby is asleep. (赤ちゃんは眠っている。) (×an asleep baby)
    • 例: He is afraid of dogs. (彼は犬を恐れている。) (× an afraid man)
  • 限定用法と叙述用法で意味が異なる主な形容詞:
    • certain: (限定) ある~、特定の~ / (叙述) 確信している
    • late: (限定) 故~、遅れた~ / (叙述) 遅刻して、遅い
    • present: (限定) 現在の~、出席している~ / (叙述) 出席して
    • right: (限定) 右の~、正しい~ / (叙述) 正しい、具合が良い
    • ill: (限定) 悪い~ / (叙述) 病気で
    • 例: a certain person (ある人) / I am certain of his success. (彼の成功を確信している)
    • 例: the late Mr. Smith (故スミス氏) / He was late for school. (彼は学校に遅刻した。

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